ソフトクリーム

  最近興奮した出来事の1つに「漫画喫茶にはソフトクリーム食べ放題」がある。例外もあるかもしれないが、たまたま寄った漫画喫茶でその事を初めて知った。私はそのことに興奮し、めちゃくちゃソフトクリームを食べてしまった。読んだ漫画は覚えてないがソフトクリームの味は覚えている。また食べに行きたい。なんの施設なのかはとうの昔に忘れてしまった。
  しかし何故こんなにもソフトクリームにそそられてしまったのか。思い当たる節が1つある。ソフトクリーム効果だ。
   ソフトクリーム効果とは自分の空間にソフトクリームを持ち寄る事で特別な時間を過ごすことが出来ると感じる錯覚の様なものだ。実際に春から一人暮らしを始める人に「一人暮らしをしたら何をしたいか?」という質問をしたところ大抵の人が「冷凍庫にハーゲンダッツを常備する」と答えた。ハーゲンダッツよりは劣るかも知れないがこのことはソフトクリームにも当てはまるだろう。漫画喫茶(自分の空間)にソフトクリーム(ハーゲンダッツ)がある。これはいわゆる"勝ち"である。何にとかではなくこれはまさしく"勝ち"であり、つまりソフトクリームを食べたいと言うことである。フィクションである。